の世界を楽しみにお取り

夫がキレた。
何にキレたのか、ここに書くのも馬鹿馬鹿しい理由でキレた。
アタマが壊れた。
老化が原因か?
キレる老人そのもの。

やっぱり理由を書こう。
夫が好きなTV番組の感想を「姉がこう言っていた」とわたしが言った。
それは世の中で発信されている論評とピタリ重なる急救課程
なので、わたしが特別変わりモノで、ひね曲がった歪曲した持論を持ち、自分を正当化しているわけではない。
文字数にして18文字ぐらい?(パワハラモラハラ、セクハラ、ワンパターン)
時間にして30秒もない?
すると、突然、キレた。
ドッス〜ン!!と、重い大きな音がした。
モノを投げつけた。
わたしは、何が起きたのか、わからなかった。

「オレの好きな番組に、なぜそんな嫌なことを言うんだ!!」

夫は、そのTV番組が好き過ぎて、否定されると自分を否定された気になるようだ。

誰がアナタのことだと言った???
しかも、番組を否定したわけではない。

一種の宗教である。
しかも世の中ではこう言ってるよ、という意見すら受け入れない、受け付けない。
時代錯誤の封建時代ドラマなので、現代とのあり得ないギャップを誇張してあるところが漫画より更に面白く、視聴者は楽しんで見ていると思う。
わたしは、そこまでは言っていない。
他の封建時代のドラマや歴史小説を読んでも人権が軽んじられているが、当時としてはあれがスタンダード。
絶対的権力の前には民主主義も平等もなにもない。
それが封建時代電機工程

それにしても、言いたいことも暴力で封じ込める夫婦なのか。
わたしは絶望感に襲われた。
1番最初にアタマをよぎったのは「離婚」の2文字。
しかし、夫の実家に置いているわたしの荷物や、わたしの実家から運び込んでいる大型家具など、どうすればいい?
さらに、人生終盤の晩年、夫の実家の古いモノを調査、研究、時代考証したり、できれば記録しようと老後の最終趣味の世界を楽しみにお取り置きしているのに、それが無くなる。
あと、台風や大雨の時、一人では怖い。不安だ。
さらに、わたしは社会的弱者なので、離婚してもデメリットしかない。
とかなんとか、、、離婚は選択肢から外す方が良い理由が次から次へと出てきた。

離婚は却下。
離婚の次に思いついた対策。
それは秘密。書かない。
書いて言霊が宿り、そのようにコトが進むと、自責の念に駆られそうで良くない。

3番目に思いついた対策は、、、。
具体策はない。
が、次の日から、夫が脱いだまま床に放置しているホームウエア半パンを通り過ぎる度に、足で上から踏みつけた存貨管理系統
何度か通ったので、何度も踏んだ。
だいたい、そもそも床に脱ぎ散らかすこと自体が悪い。
夫の母親が、夫に対して、自分の身の回りのことを自分でする「暮らしの自立」の躾をして来なかった。
引き続きわたしも躾をし損ねたことに自省、自責の念を強く持っていて、常に自分を責めている。
にも関わらず、悪意を込めて復讐心たっぷりに踏みつけた。
意外と効き目はあった。
このヤロー、バカやろー、と。
ボコボコにやっつけた気分。