努力が伴っていな

確かにお遊びである。
子供を置いてまで、家族に迷惑をかけてまで、必死の覚悟で日本を飛び出してきた気迫はゼロ。
あんた、何しに来たの?の世界だろう滅白蟻
一応、名目は語学研修なのだが、自分で言うのもへんだが、笑ってしまうレベルだった。
わたしはそういう、何か真面目風、まとも風、お勉強風を装って、たんに実体は遊んでいるだけ、ということが多い。
本人は真剣なのだが、実践レベルが低く努力が伴っていない。
パッケージや包装紙はカッコいいのだが、中身はお粗末そのもの。
表面の体裁を磨いて底上げしているのに過ぎない。
磨くべきは、中身なのに。
どうも、外側から中身に移行すると力尽きるようだ。
それなら、外側には目もくれず、黙々と着実に努力し積み上げていけばよいのだが。
若き日は、まずは外側から、器から、見た目から入ることが多い。

やがてメッキが剥がれるのには時間はかからなかった。
つまり、お遊びだけの人生体験に過ぎない時間を過ごした。
しかし、そのお遊びは、わたしの血となり肉となって、それ以後のわたしを肉付けしてくれている。
骨格や内臓は、生まれつきのものだろうけれど、オプションは彩り自由。

当時は若かったので、意気込みも強く、クラスメイトを寄せ付けないオーラを放っていた。
日本から一緒に行った人や、現地日本人とは絶対に話さないぞ!と決めていた。
なので、アフタークラスはいつも一人行動除甲醛
休日は、ホストファミリーの女性が、BFの家やお友達のパーティーに連れて行ってくれた。
その他の時間は、わたしは国籍不明の自由人となっていた。
現地に馴染みすぎるせいか、わたしは日本人に見えないこともあり、結構驚きだった。
ショッピングもよくして、日本でも30代はアメリカで買った服をよく着ていた。

だが、ホームステイ先から旅に出ることはなかった。
毎日、授業が終わって午後、ぶらぶら近場をうろちょろは出来ても、遠くには能力不足で一人では行けなかった。
そのあたりから、わたしの人を寄せ付けないオーラは変化していったようだ。
自立心は何処へ?
今となっては、幸運だったとしか思えないが、たまたま良い人に出会い、善意、善行を受けた。
運が悪いと、そこから不幸が始まるのだろうけれど、本当にわたしは運が良いとしみじみ思う。
だが、その出来事をキッカケに急に人生が大展開するかというとそうではない。
また運良く、楽しく元の位置に機嫌良く戻ることができた。
幸運の、善良な人物は、一人ではなく二人。
一人は、同じ授業を受けていたか、前後の授業を受けていた男性。
日本企業勤務で、英語研修のため現地在住?単身赴任?
もう一人は、同じアパートの住人のアメリカ人男性。
共通点は二人とも男性で、善人。そして、何よりも紳士!!!
あちこち、連れて行ってもらった。ミニ?ジャーニー。
結局、ラクして安心安全に観光を楽しんだ。
自立した行動どころか、親切な人々に助けられた格好になった空氣淨化抽濕機